品質、透明性そして信頼性が、ベヒラー・ファインテックの長期的な顧客との関係の基礎を実現しています
橋台は、デンタルインプラント(人工歯根)と、クラウンと呼ばれる、補綴の見える部分である人工歯との間をつなぐコネクションです。しかしながら、ベヒラー・ファインテックにとっては、それはむしろ、「患者にとっては、全信頼を包括するもの」なのです。これが、この伝統的なスイス企業がエリコンバルザースと協業する理由です。
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ベーヒラー・ファインテックは、オーリコン・バルツァースのコーティング技術を採用しています
橋台は、デンタルインプラント(人工歯根)と、クラウンと呼ばれる、補綴の見える部分である人工歯との間をつなぐコネクションです。しかしながら、ベヒラー・ファインテックにとっては、それはむしろ、「患者にとっては、全信頼を包括するもの」なのです。これが、この伝統的なスイス企業がエリコンバルザースと協業する理由です。
ベヒラー・ファインテックのCEOであるルーカス・ヴァン・デア・メルヴェは、橋台付きのクラウンを、インプラントの所定の位置に簡単に「カチッと」固定する方法を、5倍に拡大したモデルで実演します。「ぐらつきもなく、接着材も不要、患者には制限がなく、もちろん外からは何も見えません。あなたはまだ80年代のテレビコマーシャル「これで、将来いつまでも、しっかりと噛めるでしょうか?」を覚えていますか?私はあなたがこれでもっと硬いものを噛めることを保証します。そして、少なくとも200万回噛むことができます。
この約束と自信の背景には、高度な技術、経験と情熱、そして品質への無制限の要望があります。 実際、今回の対話の中ではこの言葉がよく出てきます。ルーカス・ヴァン・デア・メルヴェはこの豊かな伝統ある、この精密機械の企業に入社する前、数々の大企業向けプロジェクトを担当しており、品質管理(QM)に魅力を感じ、QM監査役の主要メンバーとなるためのさらなるトレーニングに取り組んできました。
「私たちは、センター・オブ・エクセレンス(CoE、組織を横断する部署や研究拠点)で最大手の顧客に対する、戦略的サプライヤーです。その顧客のほとんどが医療と歯科産業です。すなわち、私たちは非常に高い、プロセス品質と文書記録に気を付ける必要があることを意味します。品質、透明性と信頼性が、このように長期にわたる顧客との信頼関係の基盤となります。そして、これらのことが、従業員との関係を特徴づけているという自負があります。」と彼は話します。
「“私たちはこのつながりで、非常に有望なプロジェクトがあります。私たちは、確実に、パートナーであるエリコンバルザースとこれらのプロジェクトに取り組んでいきます。」
ルーカス・ヴァン・デア・メルヴェ、 ベヒラー・ファインテック、CEO
このように、ベヒラー・ファインテックのパートナーやサプライヤーであるためには高い水準が必要とされます。「近年では、体系的にすべてのサプライヤーをチェックしています。私たちが要求する、規制基準と私たちの求める品質プロセスの両方にに見合うサプライヤーとのみ協力しています。それにより、時には新しいパートナーを探す必要がありました。そして稀に、ある工程を自社に持ち込む決定をする場合もありました。それが水準を確実に満たす唯一の方法です。
これまで、ベヒラー・ファインテックは頻繁にエリコンバルザースにとコーティングアプリケーションに関して協力してきましたが、そのほとんどは小規模生産でした。「私たちが、歯科分野での製品開発を開始した時、私たちは、標準的な規格品ではなく、私たちの期待に応えるコーティングを探していました。しかし、最初のパートナーとは上手くいきませんでした。そして次に、その仕事のレベルの高さに特に感銘を受け、エリコンバルザースに働きかけました。」この新しい協力体制は結果を出し、ベヒラー・ファインテックの顧客から素晴らしい評価を受けました。ヴァン・デル・メルヴェは「私たちはエリコンバルザースのコーティングを用いた次のプロダクトラインの計画を、ちょうど始めることころです」と付け加えました。
数ミリメートルのサイズのチタンの橋台の旋盤は、「非常に卓越した」精密な機構です。ベヒラーで特別の訓練をうけた数名の熟練した従業員だけが携わります。検査間隔からもわかるように、公差は非常に厳しく、数個ごとに検査されます。特別な処理によって、橋台の表面はさらに滑らかになり、それにより、BALIMEDコーティングの。「不均一性があると、摩耗の増加につながり、結果として耐用年数を保証することができませんでした。」とヴァン・デア・メルヴェは説明します。そしてなによりも取り扱いが簡単ではありません。非常に繊細なねじ山は様々な形の力学的な負荷から守られなければなりません。部品が洗浄された後すぐにコーティングの準備に入るのはそのためです。
エリコンバルザースに到着すると、ハンドリングマシーンが積載します。 (もしくは、コーティングプロセスの後、積み下ろしも)「私たちのリスク分析担当者は、通常の取り扱い方法が採用されないと、ねじ山に損傷を与える可能性があると示しました。装置は、部品をほとんどいつも同じ場所でに同じ力で固定するので、装置のプロセス信頼性と安定性は保証されています。そして最後に特に大事なことは、機械は疲れを知らないということです。」とビジネスディベロップメント・マネージャーヨーロッパのフロリアン・シュミットは説明します。使用された治具はまたベヒラー・ファインテックと協力して橋台に最適なコーティングを確実にするために開発されました。決められた洗浄サイクルと継続しているテストが、コーティングプロセス全体と通して、一貫した高品質を保証します。
ベヒラーの顧客が、要件が若干異なる米国と日本市場に参入を計画したとき、両パートナーは大きな課題に直面しました。特別な積載テストの後、チームはエリコンバルザースのS3p技術に基づいたコーティングBALIQ TINOSを採用しました。そのコーティングは電子アークとスパッタテクノロジーの利点を組み合わせ革命的に滑らかで硬い表面を実現します。「私たちは、今後数年の医療と歯科分野に、非常に良い見通しを持ち、ベヒラー・ファインテックにとって力強く発展することを期待しています。このつながりにおいて、私たちはいくつかの非常に有望なプロジェクトを行っています。私たちは確実に、これらのプロジェクトもエリコンバルザースと行います。それはただ品質が良いという理由だけでなく、信頼性と透明性もその理由です。」とルーカス・ヴァン・デア・メルヴェは、未来を見据えて話します。
医療器具が要求する品質は毎年高くなり、耐摩耗に優れた抗菌コーティングで表面を強化することは現代の医療技術において不可欠になりました。これらの超高品質基準に加えて、医療分野で使われる器具はまた、厳密な生体適合性規制に見合う必要があります。
エリコンバルザースの新しい7つのBALIMEDコーティングは、それぞれが特定の医療アプリケーション用に開発されており、今日の医療器具と部品産業の厳しい要求に応えています。これらの低摩擦、耐摩耗性のある薄膜コーティングはより高いコスト効率を実現し、生体適合性、抗菌性、そして化学的に不活性の特性のおかげで患者の回復に貢献しています。
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