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エリコンバルザース、エリコンメテコフリクションシステムズは、愛知県西尾市で共同の生産施設を運営開始

リヒテンシュタイン、バルザース2018年6月8日 - 技術とサービスの面において市場のリーディングカンパニーであるエリコングループは、6月7日に愛知県西尾市で行われた新工場の開設を発表した。同社はこの日本有数の自動車製造業の地域において、エリコンバルザース、エリコンメテコフリクションシステムズが市場で持つ有利な地位をさらに強化するため、その相乗効果を活用することになる。

 エリコンバルザース、エリコンメテコフリクションシステムズは、愛知県西尾市で共同の生産施設を運営開始

テープカット

 エリコンバルザース、エリコンメテコフリクションシステムズは、愛知県西尾市で共同の生産施設を運営開始

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 エリコンバルザース、エリコンメテコフリクションシステムズは、愛知県西尾市で共同の生産施設を運営開始

名古屋工場外観 詳細については、お問い合わせください。

表面処理ソリューションの世界大手サプライヤーであるエリコンバルザースと、革新的トランスミッションシンクロナイザー、高性能カーボン摩擦材、トランスミッションコンポーネントの世界的な開発および製造メーカーであるエリコンメテコおよびその事業を担うフリクションシステムズは、 地方自治体、自動車メーカー、OEMの代表者ら多数が招待し、エリコンバルザースおよびフリクションシステムズの経営陣も参加して開所式を行った。

エリコンのビジネスユニット、バルザース・インダストリアルソリューションズの責任者Marc Desrayaud氏はオープニングスピーチで、今後の展望について次のように表明した。「フリクションシステムズと日本で連携して相乗効果を得ることで、自動車市場のお客様へより幅広いサービスを提供していきます。これは、2つのソリューションプロバイダーが1つ屋根の下に集まったというだけではありません。日本市場へのコミットメント、そしてこの主力市場における当社の成長戦略へのコミットメントなのです」。

エリコンのビジネスユニット、オートモーティブソリューションズの責任者Jochen Weyandt氏は、さらに言います。「この新しい施設は当社の最新技術とサービスを日本市場に提供します。最高の品質基準レベルにおいて、自動車産業の主要なOEMと協業できることを楽しみにしています。日本の自動車産業のイノベーション分野の中心地に工場を開設することで、お客様へは当社の献身的な姿勢だけでなく、すべての表面処理ソリューションにおいて、イノベーションを推進する当社の役割を強調することになります」。

この新しい工場は、エリコンの成長戦略において別の重要な基礎を据えるものとなる。今回の大規模な投資は、日本の大手自動車メーカーと新しい契約を締結するうえでの厳しい要件を満たすために実施された。愛知県は、日本の四大産業センターの一つであり、自動車部品メーカーの先進技術が集まる場所として知られている。 日本は数十年もの間、世界でトップ3の自動車生産国であり、強い国内販売と世界的な輸出に支えられて非常に革新的という評価を受けている。

エリコンバルザースは2018年の第1四半期、知立市の拠点を閉鎖し、静岡県にある既存の工場施設から西尾市の新工場へのサービス移転を完了した。西尾市の新工場は、最新のコーティング技術、サービス、インフラストラクチャーを整備しており、切削工具や大型フォーミングツールのコーティングサービスを提供することにより、周辺地域の自動車メーカーの新たなニーズをより良くサポートできる。静岡県のカスタマーセンターは、自動車市場にPVD(真空物理蒸着法)ソリューションを提供し続け、エリコンバルザースの中でも重要な位置を占めている。名古屋工場の開業により、 同社は愛知県周辺の顧客との距離を縮め、日本の5つの地域すべての既存顧客および新規顧客にも、より良いサービスを提供することができる。

フリクションシステムズは、高性能カーボンシンクロナイザーとモジュールを製造し、日本のOEMに供給している。新工場は日本初となるフリクションシステムズのカスタマーセンターで、日本の自動車市場の重要性を強調するものだ。この工場施設は、エリコンバルザースとフリクションシステムズの双方の技術とソリューションを組み合わせることにより、自動車産業のための「ワンストップショップ」になるであろう。

エリコンバルザースとエリコンメテコ(フリクションシステムズ)は、よち多く顧客にサービスを提供するため、長期的な目標として従業員を現在の約3倍に増やす予定である。エリコンバルザースは、コーティングシステムや窒化システムを複数導入しており、顧客に最適化された納期体制という世界標準で、切削工具・金型を納品する。フリクションシステムズは、7月に複数の大量生産プログラムを開始する。続いて2019年にはさらに、2桁の生産ラインの運用および顧客への洗練されたソリューションの定期的な提供を計画している。

より詳しい情報についてはこちらまでお問い合わせください

Petra Ammann

Petra Ammann

Head of Communications Oerlikon Balzers
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